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SommeTimes’ Académie <45>(ワイン概論41:酒精強化ワイン ニューワールド)

一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回は、ニューワールド産酒精強化ワインについて学んでいきます。



酒精強化ワイン概論 ­– ニューワールド


伝統的に酒精強化ワインが造られてきたのは、ヨーロッパだけではありません。ニューワールドでも、素晴らしいクオリティの酒精強化ワインが造られています。多くはヨーロッパのものを模倣したものですが、それぞれの国や産地によってその姿形は大きく異なります。


酒精強化ワインは特に20世紀以前は高い人気を誇ったため、ニューワールドでも数多く生産されてきました。現代においては原産地呼称制度によって守られているため、ポートやシェリーなどは本来の産地以外でその名前を名乗ることができませんが、過去においては世界の各地でそのような名前がついたワインが生産されていたことも事実です。例えば、日本の「赤玉ポートワイン」は日本における最も有名な例でしょう。日本のワインシーンの黎明期を支えた甘口ワインですが、もちろんポートのような製法を用いているわけではなく、本国からのクレームもあり、今では「赤玉スイートワイン」として名前を変えています。


原産地呼称制度はその生産のルールを規定するだけでなく、このように規定に合致しない、いわゆる「偽物」を無くすことこそ重要な役割です。それは、ポートのように世界的に有名だったワインは、日本に限らず様々な場所で同じような名前で似たようなワインが造られてきたことの裏返しでもあります。


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