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再会 <92> 折衷派バローロの真髄

Aldo Conterno, Barolo Bussia Cicala 2017.  

 

ブルゴーニュの爆発的な高騰が終息しないなか、いわゆる「グラン・ヴァン(偉大なワイン)」を飲みたいと思った時、私の食指がバローロ・バルバレスコへと動くことは格段に増えた。

 

かねてから、最上クラスのバローロ・バルバレスコは、ブルゴーニュに対しても全く見劣りしないと考えてきたが、これほど価格差が開いてしまうと、もはや私には偉大なブルゴーニュを自ら買って楽しむ「言い訳」を探すことが不可能となっている。

 

ブルゴーニュのグラン・クリュ一本に10万円を支払うなら、最高のバローロを4本飲みたい、というのが私の本音である。

 

さて、そんなランゲ地方の雄たちだが、現在はモダン派、古典派、折衷派の3大スタイルが共存している。

 

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