Botanical Life, vin-shu plus rouge 1 ~terra~ 2022. ¥3,800
良いところも、そうとは言い切れないところも含めて、ワインに対して全面的に正直であることは、私がジャーナリストとして何よりも大切にしているポリシーだ。
そのワインの良い部分だけを探そう、というアイデア自体を否定しているわけではないが、建前とお世辞を並べただけの上っ面な賞賛は、少なくともジャーナリズムではないと私は思う。
しかし、状況によっては、ある程度譲歩せざるを得なくなることも確かにある。
記事化が確定している訪問先のワインに、疑問符が多く付いてしまった時などは、まさにそうだ。
そのような経験はいくつか思いあたるが、(後悔という意味で)最も印象に残っているのは、兵庫県にあるBotanical Lifeでの出来事。
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