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樽風味は時代遅れなのか

  • 6月3日
  • 読了時間: 4分

新樽の風味を濃厚に効かせたワインが、少しずつ時代の中心から遠ざかっている。


かつては紛れもない高級感の証だった。


ヴァニラ、トースト、チョコレート、甘いスパイス。

熟した果実にそれらを重ね、滑らかに溶かし込み、隙のない一体感へ仕上げることは、ひとつの完成された美の形だった。


だが、時の流れと共に、飲み手の感覚は変わる。


透明感。

軽やかさ。

テロワールの声。

飲み疲れしない優しさ。


そうした言葉が価値を持ち始めると、かつての豪華さは、ときに受容しがたい重さへ変わる。


では、樽そのものが時代遅れになったのか


そうではない。


ここで興味深い証明として立ち上がるのが、古典的なリオハである。

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