先日、個人的に親しい友人でもある醸造家のサシ・ムーアマンと会いに、東京・広尾にあるルグラン・フィーユ・エ・フィス東京を訪れたところ、思わぬ事態に遭遇した。
何とその場に、ブルゴーニュ・Volnayに拠点を置く大銘醸Domaine de Montilleの現当主、エティエンヌ・ド・モンティーユもいたのだ。
サシ・ムーアマンは、カリフォルニア州ではSandhi、Domaine de la Côte、そしてPiedrasassiというプロジェクトで、オレゴン州ではEvening Land Vineyardsで中核を担っている。ヨーロッパのクラシックワインに対する深い造詣とリスペクトをバックグラウンドに、アメリカ合衆国におけるニュークラシックを打ち立てた、現代を代表する醸造家の一人だ。
一方のエティエンヌ・ド・モンティーユは、本拠地ブルゴーニュのDomaine de Montilleに加え、カリフォルニア州のSta. Rita Hills(Sandhi、Domaine de la Côteと同じ)ではRacinesというプロジェクトをてがけ、北海道の函館に進出し、de Montille & Hokkaidoを設立したことでも知られている。