先日、海外から来たナチュラルワインを専門領域とするプロフェッショナル3名と、様々なワインを共にした。
中には入手困難な人気ワインも含まれていたのだが、そのワインは残念なことに、抜栓後30分ともたず、強いネズミ臭が生じてしまった。
抜栓直後は楽しめたが、ネズミ臭発生後は、完全に失速。
ボトルの半分を残して、次のボトルをオーダーすることになり、その後は誰もその欠陥ワインに手を伸ばすことはなかった。
3名は口を揃えて、「失望したよ。もうしばらくこの造り手のワインを買うのはやめておこう。」と話していた。
これは今、少なくともナチュラルワイン・プロフェッショナルの間で起こっている「リアル」だ。
どれだけ有名な造り手であろうと、どれだけ人気が高かろうと、どれだけ入手困難だろうと、ネズミ臭が発生したら無条件アウト。
例え長年に渡って築き上げてきた名声があったとしても、数回のネズミ臭で、その信頼はいとも簡単に崩壊する。