一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はフランス・プロヴァンス地方について学んでいきます。
フランスで最も早くからワイン生産が始まった地方の一つでもあり、豊かな歴史と魅力的な地品種、そして数々のクラシックなワインから根強い人気を誇る銘醸地がプロヴァンス地方。
ロゼワインを中心に、近年は大きな躍進をみせたこともあり、経済的にも安定し、さらなる品質向上の土台がしっかりと整いつつあります。
価格的にも、比較的カジュアル帯のワインが多く、プロヴァンス地方を良く知れば、デイリー消費でも活躍の機会が多くあることでしょう。
また、海辺のテロワールという、フランスワインでは貴重な個性をしっかりと宿したワインも多く、ペアリングでも大変有用なワインがあります。
プロヴァンス地方第1回は、「Bandol」を学んでいきます。

Bandol
重要主要品種
白:Clairette (50~95%)
ロゼ:Mourvèdre(20~95%)
赤:Mourvèdre(50~95%)
その他主要補助品種
白:Bourboulenc, Ugni Blanc
ロゼ:Cinsault, Grenache
赤:Cinsault, Grenache

Bandolは、プロヴァンス地方最上のアペラシオンであると同時に、白、ロゼ、赤の全てが最高レベルの品質に到達するという、非常に珍しい産地でもあります。