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酒杯のカタチ

日本酒を味わうために用いられてきた酒器の歴史は古い。


弥生時代(BC300~AD300)の鉢形土器、奈良時代(710~)の高杯、平安時代(794~)の黒漆椀、鎌倉時代(1185~)の磁器杯という流れを経て、安土桃山時代(1568~)には酒呑(ぐい呑の起源)が完成した。


その後、江戸時代(1603~)に入ると、どぶろくが主流だった初期には容量の大きい酒呑が引き続き用いられ、中期以降にもろみを搾った清酒が流通するようになると、味わいの濃厚になっていったことに合わせて、酒呑もより小型化していった。


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