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温暖化対策 <葡萄畑>

気候変動が世界各地に襲いかかって久しい。


ワイン産地においても例外はほぼ無く、何かしらの変化が生じている。


特にヨーロッパ伝統産地では、ティピシティ(その場所で造られるワインに生じる古典的かつ典型的特徴)が失われるというのは、最も恐れていることだ。


中には特定の産地と特定の葡萄にとって、温暖化が好意的に働いていると考えられるケースもあるが、温暖化の恩恵などという表現には、人のエゴが入り過ぎている


しかし、難局を打開する工夫ができるのもまた、人間の凄さである。


このまま無対策でいれば、ブルゴーニュの好適品種がピノ・ノワールではなく、シラーになるかも知れない。そんな未来が絶対に訪れないように、造り手たちは日々悩みながら葡萄樹と対話を繰り返し、様々な対策を行っている。


今回は、葡萄畑でどのようなことが行われているか、について解説していこう。


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