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再会 <45> 新時代の価値観
Lamoreaux Landing, T23 Cabernet Franc “Unoaked” 2021. ¥4800 かつてはマイナスだったものが、時代の変化によって魅力的な要素へと昇華する というのは、ワインの世界においては良くあることだ。 そのような トレンドのサイクル は、 最短だと2~3年、最長でも10年 あれば回ってしまうため、つくづく、ワイン業界に身を置く人々が日常的に晒されている アップデートの重要性 を痛感する。 ワイン産業全体としての情報量も昔より遥かに多いため、全世界のワイン産地を対象にして研鑽してきた私も、いよいよアップデートを行い続ける対象を取捨選択するタイミングに来ているのではと、思い悩んでもいる。 気候変動が深刻化している近年は特に、私やその上の世代のプロフェッショナルたちが、膨大な時間をかけて理解してきた、 世界各地のワインとそのティピシテに関する情報 が、急速に 「期限切れ」 となってきているため、それこそ 「世界規模」の学び直し を迫られている。 なかなか厳しい状況だが、また学べるのは幸せなこと、とも言えるので

梁 世柱
2023年9月10日


ペアリングの実践 <3>
今回は、ペアリングするのが難しいとされる スープ を、 酸味、風味、質感 の3つの要素を中心に用いて、攻略していきます。

梁 世柱
2021年2月28日


アメリカワイン産業の誤算と改革 <コンテンポラリー・アメリカ 第二章>
ワイン造りの全ては 葡萄畑に始まり、葡萄畑に終わる 。ワインという文化が賛美する 普遍の真理 は、近代的醸造技術の粋と考えられがちなビッグワインに於いても、同様に当てはまる。なぜ、葡萄畑とビッグワインの間に切っても切れない関係性が生まれるのか、詳細に紐解いていこう。

梁 世柱
2021年2月22日


第3世代の躍進と桁違いの可能性<NY後編>
冒頭から脱線するが、ニューワールドという言葉の定義は、いまいち釈然としない。例えば南アフリカ共和国は350年を超えるワイン造りの歴史があるがニューワールドとされている。一方で、近年スパークリングワインで注目を集めているイギリスのことを、はっきりとニューワールドと言う声は少なくない

梁 世柱
2020年12月16日


誰も知らない偉大な産地<NY前編>(無料公開)
大都会のハイセンスが反映されたスタイリッシュなワイン。世界最大の大都市であるニューヨーク市を有するニューヨーク州のワインと聞けば、随分とバイアスのかかったイメージが先行するだろう。マンハッタンを悠々と闊歩する成功者たちが、昼間にテラス席で優雅に楽しむワイン。そんな光景すら、...

梁 世柱
2020年12月1日
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