2023年2月21日15 分

ワインで巡る火山の島々

シチリア、エオリエ諸島

イタリアには無数の固有品種や、その土地に根付いたユニークなスタイルのワインが多く存在するが、なかでも個性が際立つ火山島のワインを紹介しよう。2022年9月、私はシチリア島の北方、ティレニア海に浮かぶ美しいエオリエ諸島を訪問する機会に恵まれた。もちろん、ワイン産地視察という目的ではあったが、海、島、火山というワインに紐付くテロワールを構成する「自然」に、純粋に心踊る旅となった。

2000年にユネスコ世界自然遺産に登録されているエオリエ諸島の主要な7つの島は、次の通り。

● リパリ島

● サリーナ島

● ヴルカーノ島

● ストロンボリ島

● パナレア島

● フィリクーディ島

● アリクーディ島

シチリアのエトナ山はヨーロッパ最大級の活火山として有名だが、エオリエ諸島も海底火山の活動によって形成された島々で、ストロンボリ島では現在も活発な火山活動がみられる。今回は、ワイン造りが行われている主要3島を巡った。

マルヴァジア・デッレ・リパリ

Malvasia delle Lipari DOC

エオリエ諸島の特産品に、マルヴァジア・ディ・リパリ種から造られるパッシートワインPassito di Malvasia delle Lipariがある。収穫したブドウを約2週間乾燥させて造る甘口ワインで、1800年代「ゴールデンネクター」の愛称でメッシーナに駐留したイギリス人兵士に人気を博し、主要な輸出品となった。しかし1889年、フィロキセラの被害が島にもおよんだことでブドウ畑は壊滅的な被害を受け、ブドウ栽培は衰退してしまった。その後、1960年代になるとサリーナ島からブドウ栽培と伝統的なワイン造りが復活し、1973年にはDOCに認定されている。

マルヴァジア・ディ・リパリの起源は、古代にさかのぼって諸説ある。紀元前1580年にエオリア諸島を植民地化したギリシャ人が、この品種を持ち込んだという説や、歴史家ディオドロス・シクルスは、「紀元前588年から577年にかけて、ギリシャの植民地であったシチリアからリパリ島にマルヴァジアと呼ばれるブドウが持ち込まれた」と伝えている。マルヴァジアのワインに関しては、紀元前400年、ディオニュソスが著書「デ・ヴィニス」の中で記したことに始まる。

ところで、「マルヴァジア」は少なくとも20種類以上の異なる品種に使われている名称で、その語源は、ギリシャ南部の港町モネンヴァシアがイタリア語でなまったものと考えられている。この港は、中世には東地中海のデザートワイン、特にクレタ島やカンディア島のワインの中継地として繁栄し、それらのワインは中世イタリアの都市国家として栄えたヴェネチアでも人気を博した。ただし、この史実が伝える「マルヴァジア」が具体的に現在のどの品種の起源になっているかは不明だ。

イタリアだけでも10種類以上の「マルヴァジア」を名乗る品種があり、互いに遺伝子的に関連があるものも、ないものもある。さらには、マルヴァジア・ディ・リパリは、エオリエ諸島のリパリ島以外の島々でも栽培されており、同様に生産されるパッシートワインには、マルヴァジア・デッレ・リパリDOCの呼称が認められている。

一方、辛口ワインには、サリーナIGTが1995年に認定されている。白はマルヴァジア・ディ・リパリ、赤はコリント・ネッロが地元の品種として主に使用されるが、他にもネレッロ・マスカレーゼやカタラット、ネロ・ダヴォラなど、シチリア原産のブドウ品種の使用が認められている。

エオリエ諸島の玄関口

ヴルカーノ島

シチリア北部の港町、ミラッツォから高速船LIBERTY Linesで約40分、まずはヴルカーノ島へ。船を降りるやいなや、硫黄の香りが出迎えてくれた。島の北部に位置するレヴァンテ港からバスに乗り、一路南へ。車窓から見える景色は、火山の荒々しい山肌に、硫黄や鉄、火山灰、溶岩など色の変化で見て取れる。見晴らしの良いところでバスを降りると、円錐台状の山越しに澄み切った青い空と紺碧の海、うっすらと白煙を上げるストロンボリ島、双子の山が目印のサリーナ島、その隣のフィリクーディ島、アリクーディ島まで圧巻のパノラマヴューが広がる。

この島唯一のワイナリーは、プンタ・アリアPunta Aria。2000年代初頭に、フランカンジェロ・ポラストリが廃虚と化していた敷地を再興し、ブドウ畑、ワイナリー、アグリツーリズモ、プライベートビーチを整備して、訪れる人々に島の魅力を伝えている。

ブドウ畑は、海に向かって開けた急な斜面に築かれている。マルヴァジアの収穫は8月下旬に行われ、畑のすぐ上にあるセラーのテラスで2週間乾燥させる。このテラスは屋根が日影をつくり、ブドウは強い陽射しに晒されることなく、また、常に海風が通り抜けるので、陰干しに最適な場所になっている。訪問した時にはもう乾燥工程は終わっていたのだが、ちょうど低温発酵中のワインをテイスティングさせてもらった。干しブドウの特徴は控えめで、甘さとしっかりバランスする高い酸味、ほんのりと潮風を思わせる爽やかさが感じられた。

ティレニア海の絶品島グルメ

ランチに立ち寄ったのは、トラットリア・ダ・ガエタノ。高台から海を目下に、シチリア本土を見渡す絶景のロケーション。これだけで既にテンションマックスなのだが、ここで、私は生涯記憶に残る食事を頂くことになる。地元の人にとっては、おそらくなんの変哲もないヒトサラなのかもしれない。新鮮なガンベロロッソ(赤エビ)とスカンピ(手長エビ)が、それぞれ一杯に盛られた大皿が2枚、ドーンと目の前に並べられた。漁港の食堂は島国日本にもたくさんあるし、新鮮な魚介類を頂けることは、ある意味確約されているだろう。海外でも人並み以上に美味しい経験はしてきたつもりだが、私にとって、このランチは異次元の感動だった。

オリーブオイルと塩だけのシンプルな味付けで、ガンベロロッソはまるで皿に盛られたルビーの宝石のよう。スカンピは、食べやすいように半身にカットされていたが、今にも動き出しそうなほどの鮮度だ。

合わせたワインは、プンタ・アリアの辛口のマルヴァジア、これ一択(他にも用意されていたのだが・・)。トラットリアのすぐ近所で造られているプンタ・アリアのマルヴァジアは、スッキリとしたフルーティな辛口で、程よい酸味とボディがあり、僅かな塩味が食欲をそそる。複雑さや凝縮度のある偉大なワインとは呼べないが、これはもう、空気のようにこの食卓になくてはならない存在だ。

名残惜しく前菜のお皿を平げた後は、大皿に山盛りの魚介のリングイーネ。オイルベースでこちらもシンプルなのに、いくらでも食べられる美味しさは、罪深い。

地産地消、ロケーション、素材の鮮度、ワイン、全てが高次元で組み合わさると、実にシンプルでカジュアルながらも、高級レストランにも引けを取らない感動をもたらしてくれるのだ。

写真:ガエタノさんファミリー

ヴルカーノ島観光は港の近くにあるので、ちょっと立ち寄るという場所ではないのだが、プンタ・アリアと併せて足を延ばす価値は十分にあるので、もし島に行く機会があれば、こちらはぜひオススメしたい。

リパリ島

ここからはマルヴァジア協会がチャーターしてくれたプライベートボートに乗り込み、ヴルカーノ島のお隣、エオリエ諸島最大のリパリ島へ。

写真:海から見たプンタ・アリア

リパリ島で唯一のワイナリー、2005年に設立されたテヌータ・ディ・カステッラーロを訪問した。島の北西部、標高350メートルの斜面にブドウ畑が築かれ、夕日がティレニア海に沈むサンセットタイムを目当てに訪れる人々を魅了する絶好のロケーションにある。

エトナの栽培醸造家サルヴォ・フォーティがコンサルティングを行っており、ブドウ樹は伝統的なアルベレッロ仕立て。私の背丈を超える高さがあり、風に倒されないよう一本一本に支柱が添えられている。ヘクタール当たり7〜8000本の高密度で、マルヴァジアを中心に、コリント・ネッロ、カリカンテ、ネロ・ダヴォラなどが栽培されている。海風と豊かな日照、ミネラル豊富な火山性砂質土壌が上質なブドウを育み、ユニークな島特有のスタイルのワインを生み出している。

2009年に完成した地下セラーは、古い廃虚があったスペースを利用して、この土地の豊かな自然に溶け込むよう緻密なデザインで建築されている。リパリ島の豊かな太陽の熱と光を地下に取り入れる煙突と、自然の風を空調に利用するための塔が設置されていて、電力に頼らず最適なセラーの温度・湿度が保たれている。その空間を支えるいくつかの柱は、地質学的に2万年以上かけて形成された土壌の層がそのままの質感で再現されていて、まるで地表から縦に突き刺してくり抜いたかのように見える。

ネロ・オッシディアーナは、火山岩のオブシディアン(黒曜石)が名前の由来。コリント・ネッロ90%にネロ・ダヴォラ10%のブレンド。海と火山のテロワールを表現するミディアムボディのエレガントな赤ワイン。

緑豊かなサリーナ島

サリーナ島は、エオリエ諸島でリパリ島に次いで2番目に大きな島で、ブドウ栽培とワイン造りが最も盛んに行われている。島には「双子の山」と表現されるきれいな円錐形をしたポッリ山とフォッサ・デッレ・フェルチ山が並んでいるので、離れた島や海から見る角度によっては二つの島のように見えたり、サリーナ島を見分ける目印にもなる。フォッサ・デッレ・フェルチ山の標高は962mで、エオリエ諸島で最も高い。島の1000ヘクタール以上が自然保護区に指定されていて、火山の島々の中でも最も緑豊かな島である。

リパリ島のブドウ畑からティレニア海に沈む太陽を見送った後は、さらにボートで移動。刻々と変化する空の色に浮かび上がる島の姿に目を奪われつつ、滞在するホテルがあるサリーナ島に到着する頃には、もう辺りは真っ暗になっていた。

ふたつの島を巡った初日の夜には、ホテルにマルヴァジア協会の生産者が集まり、各々のワインが供された。そして翌日は、サリーナ島のワイナリーを巡る。

写真:サリーナ島のホテルPunta Scarioから、パナレア島(右)とストロンボリ島(左)を望む朝焼け。

バローネ・ディ・ヴィッラグランデ

Barone di Villagrande

バローネ・ディ・ヴィッラグランデはエトナの歴史あるワイナリーだが、30年ほど前にサリーナ島の東部に2ヘクタールの古いブドウ畑を購入し、マルヴァジアを生産している。

半ば放棄されていた古いブドウ畑は改植して整備するのに2年かかったとのことだが、島でしか生息していない希少なルチニョーラの樹を保護し、マルヴァジアの傍で栽培している。

サリーナ・ビアンコIGTは、マルヴァジア40%に、ルチニョーラやカタラットなど地ブドウのフィールドブレンドを60%使用したユニークなワイン。アロマティックでスッキリとした辛口。

カラヴァリオ

Caravaglio

ニーノの愛称で知られるサリーナ島生まれのアントニーノ・カラヴァリオは、カターニア大学で農学を学び、若くして他界した父の農場2ヘクタールで、島の中心的農作物であるブドウとケッパーの栽培を始めた。現在、30の区画を合わせると20ヘクタールになる農地をサリーナ島とリパリ島に所有し、当初からオーガニック栽培を実践している。

革新的な道を切り開く直感と信念を持って、島のワイン産業を牽引しているニーノは、2010年、エオリエ諸島で初めてマルヴァジアから辛口のワインを生産した。また、更なる品質の高みを目指し、2013年には単一区画のマルヴァジアのみを使用したインファタータInfatataを生産。辛口ワインとしてのマルヴァジアの可能性を更に追求する中、2015年からは一部アンフォラ(写真)を使用してスキンコンタクトの辛口マルヴァジアも生産している。

スキンコンタクトで発酵中2週間目のマルヴァジアをタンクからテイスティング。洋梨やモモの風味に、高めの酸味、果皮からの渋みが程よく感じられた。

スキンコンタクトのマルヴァジア、オッキオ・ディ・テッラ Occhio di Terraは、「大地の目」という意味。テロワールの表現を追求するニーノの想いが込められている。スキンコンタクトの期間は、ヴィンテージ毎のブドウの状態によって調整し、プレス後は細かい澱と共に約6カ月間熟成させている。他のフレッシュ&フルーティな辛口マルヴァジアが海のワインというキャラクターが強い中、このワインはその名が示す通り、島の大地を感じさせる山のワインという印象。

マルヴァジア・デッレ・リパリは、5%コリント・ネッロがブレンドされる。15から20日間かけて天日干ししたブドウを自然発酵させて、一部は樽に入れて6カ月間熟成。琥珀色を帯びた黄金色の濃いめの色調で、ドライアプリコットやサルタナのレーズンの特徴にオーク由来のヴァニラが複雑さを与えている。リッチな味わいながらもフレッシュさも兼ね備えていて、贅沢なデザートワインだ。

カンティーネ・コロシ

Cantine Colosi

1987年創業の家族経営のワイナリーで、現在は3代目のピエトロ・コロシが家業の舵を取る。10ヘクタールのブドウ畑はサリーナ島の北東に位置し、海を見晴らす山の急な斜面にテラス状に築かれている。絶景に見惚れていると転げ落ちそうなほど急な斜面で、畑での作業は当然全て手作業。「収穫時期は10キロ痩せるよ」と、ピエトロはその重労働ぶりを笑顔で語った。

水も電気もシチリア本土から供給されるサリーナ島では、ブドウ畑の灌漑は不可能。樹は根を地中深くはり、自然と低収量の凝縮したブドウが育つ。

ブドウは各テラスに4〜5列の垣根で植えられており、樹勢が強くて5月から6月になると畝間にキャノピーが生い茂るので上部で束ねるのだそう。アルベレッロ仕立てにしていない理由を聞くと、垣根の方が収量が3倍多く得られるから、とのこと。

写真:2022年の収穫、マルヴァジアを天日干しにする様子。photo by Colosi

コロシではパッシートの他に、遅摘みして乾燥させないマルヴァジア・デッレ・リパリ・ナチュラーレも生産しているが、テイスティングしたのはパッシートで、地元のベーカリーの素朴なビスコッティと合わせると、美味しすぎて止まらない・・。

ピエトロの母リディアに、お土産を買いに行きたいと相談すると、「これ持っていきなさい」と、ビスコッティを袋にいっぱい詰めて持たせてくれた。

畑やセラーをしっかりと案内してくれるピエトロの傍で、リラックスして見守る両親。終始アットホームなファミリーのおもてなしに、ほっこり幸せな気持ちになった。

ハウナー

Hauner

創業者である初代カルロ・ハウナーは、ロンバルディア州出身の画家で家具デザイナーとしても活躍していたアーティスト。バカンスで度々訪れていたサリーナ島に魅せられ1970年代に移住を決意した。島の伝統的なマルヴァジアワインに興味を抱き、ブドウ栽培農家と交流する中で、2代目ピエトロ・コロシとも出会い、共にサリーナ島でのワイン造りの伝統を復活させようとワイナリーを設立する。現在は初代の息子2代目カルロ・ハウナーがワイナリーを受け継いでいる。

写真:ハウナーのテイスティングルーム。先代がサリーナ島の自然にインスパイアされて描いた作品がワインのラベルになっている。

写真:ハウナーでは、セラーの屋根の上で白いプラスチック製ラックに並べてマルヴァジアを乾燥させる。

ハウナーのサリーナ・ロッソIGTは、サリーナ島産ネレッロ・マスカレーゼとヴルカーノ島産のネロ・ダヴォラを50%ずつブレンド。ネロ・ダヴォラは収穫後夜間にフェリーでサリーナ島に運んで醸造している。

因みに、現在ワイナリーは一軒しかないヴルカーノ島だが、近年ブドウの栽培面積は増加しており、将来性が期待されている。

カポファロ

Capofaro

シチリアで5つのワイナリーを所有するタスカ・ダルメリータTasca d’Almeritaが、2001年に取得したサリーナ島にあるワイナリーリゾート。シチリアの最北にあり、地中海でも最大級の灯台がシンボルになっている。

ティレニア海に浮かぶパナレア島とストロンボリ島を見晴らす美しいロケーション。ブドウ畑と海に囲まれた客室だけでなく、灯台の中にも客室が設けられている。

レストランでは、自家製の野菜や地元の食材がふんだんに提供される。

ディディメは、早摘みのマルヴァジアを低温発酵で仕込む辛口ワイン。ギリシャ語で「双子」を意味し、古代ギリシャ人がこの島の二つの火山にちなんで島をこう呼んだことから命名された。

ステンレスタンクで澱と共に4カ月間熟成させ、マロラクティック発酵は回避される。アロマティックでエルダーフラワーや柑橘類に若いパイナップルのような風味。

一方、ヴィーニャ・ディ・パオラはヴルカーノ島のマルヴァジアを使用して造られる辛口ワイン。元々、パオラ・ランティエリPaola Lantieriという女性が1990年代の終わり頃に古い農園を購入し、8年かけて修復、2006年に植樹してから大切にオーガニック栽培で育ててきた4.5ヘクタールのマルヴァジアの畑を、彼女の引退を機にタスカ社が引き継いだ。

Gelso(マルベリー)と名付けられたコントラーダは、南向きの海に面した斜面にある。

ディディメと全く同じ造り方で、アロマや風味の特徴はよく似ているが、フルーティでより親しみやすいディディメに対して、ヴィーニャ・ディ・パオラはより凝縮感があり引き締まった印象。ヴルカーノ島の方が気候的には暖かく、より痩せた土壌で房は小さく果皮が厚くなるという。

同じ品種で火山の島のテロワールから造られるワインでも、噴火の時期やタイプによって形成される土壌が異なり、変化に富んだ地形ならではの標高や斜面の向きによる違い、日当たりや風の通り方も畑によって差が生まれる。

伝統的な甘口ワインは後世に伝えるべきヘリテージだが、サステイナブルな観点では辛口ワインも非常に重要な役割を担っている。島という特性上、インフラ面や利便性の問題はあるにせよ、ツーリズムという観点では申し分のない魅力満載で、まだまだ可能性を秘めた興味深い産地だ。シチリアの新たな魅力を発見できた素晴らしい旅となった。

text & photo by

Yoshiko Takahashi DipWSET

取材協力

Consorzio Malvasia delle Lipari

<ライタープロフィール>

高橋 佳子 / Yoshiko Takahashi DipWSET

Y’n plus

兵庫県生まれ。

2000年、大阪北新地のワインバーでソムリエ見習いとしてワインの世界に足を踏み入れる。

2002〜2003年渡豪、ヴィクトリアとタスマニアのワイナリーで研修。帰国後、インポーター勤務時に上京。ワイン専門卸会社勤務を経て、2013年よりフリーランス。

ワインスクール講師、ワイン専門通訳&翻訳、ワインライター、ワインコンサルタントなど、ワイン業界でフレキシブルに活動する。

2016年、WSET® Level 4 Diploma取得*

2017年、PIWOSA Women in Wine Initiative 南アフリカワインのインターンシッププログラム参加

2018・2019年、Royal Hobart Wine Show International Judge

2019年より、WOSA Japan 南アフリカワイン協会 プロジェクトマネージャー

*WSET®は、イギリスロンドンを拠点に世界70カ国以上で提供されている世界最大のワイン教育プログラム。Level 4 Diplomaはその最高位資格。