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- 出会い <100> プロセッコのヴァリエーション
Malga Ribelle, Valdobbiadene Sui Lieviti “Vitale” 2023. 世界各国各地の様々なワインが、どのように世界市場の中で成長して行ったのかを見ると、イタリアを代表するスパークリングワインである プロセッコ が、まさに偉業とすら言える発展を成し遂げたことがわかる。 高級路線で着実に前進していったシャンパーニュが、このスパークリングワイン市場における最初の覇者であったが、価格が上がっていくにつれて、シャンパーニュをグラスワインとして提供できるレストランやバーの数も減って行った。 その空いた穴に、見事に入り込んだのが、プロセッコだった。 フランスの各種クレマン、イタリアのフランチャコルタ、スペインのカヴァなども、当然このポジション争いには参戦したのだが、プロセッコのカジュアルな飲み口と、圧倒的な物量作戦に、押し負けたと言って良い。
- フライドポテトとワインのペアリング相性とは?
熱によって組織が破壊され、スポンジのように油を吸収する。 理屈ではわかっていても、本能が手を動かし続けるのか、それそのものがブラックホールと化しているのか。 フライドポテトという食べ物は、目の前に出てきた瞬間から、ゲームオーバーを告げてくる。 我々はフライドポテトを食べているのではなく、食べきったという既に確定した未来の、リプレイをしているのだ。 悪名高きビールとのコンビネーションアタックだけなら、まだなんとか耐えられるが、チェダーチーズやチリコンカン、スイートチリとクリームチーズのコンボなどで畳み掛けられると、一気に3カウントまでもって行かれてしまう。 この残酷な結果だけから見れば、フライドポテトが酒のつまみとして至高であるのは、どうやら間違いなさそうだが、SommeTimes的には、しっかりと理由まで含めて検証したいところ。
- 思い込みは誤解の始まり
特定の情報が切り抜かれて、「無条件高品質にする魔法」のように扱われることが、ワインの世界ではしばしば起こる。 例えば、新しい小樽の使用。 正しい育成が可能な範囲内で酸素供給を最大化させたついでに、強めの樽味が引っ付いてくる手法だが、新樽比率を100%までもっていくことが、高品質とイコールのような文脈で語られるようになったのは、フランス・ブルゴーニュ地方において、特級畑ワインに新樽が100%用いられるケースが多かったからだろう。 実際には、それだけの「重い樽使用」に耐えられる力が葡萄そのものに無い場合や、酸化に弱い傾向のある品種だったりすると、新しい小樽100%などと言うのは、むしろ調和を破壊するマイナス効果になってしまう。 葡萄畑においても、このような誤解がなかなかに多い。
- SommeTimes’ Académie <130>(イタリア・プーリア州: Part.2)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・プーリア州 について学んでいきます。 南イタリアのプーリア州は、その総生産量が安定してイタリアのTop3に入るほど、大きな産地です。認定されているD.O.C.G.は4つですが、プーリア州の実態を理解するには、より整理して捉えていく必要があります。 プーリア州編第2回では、プーリア州を象徴するとも言える葡萄品種である Primitivo を中心に学んでいきます。
- 再会 <100> アンフォラとの親和性
Petrolo, Boggina A 2023. アンフォラ という古代の貯蔵・輸送容器が、ワイン産業に再び姿を現したのは、90年代半ばに北イタリアのゴリツィアで、オレンジワインの復興が始まったことがきっかけである。 改革の旗手であったヨスコ・グラヴネルが、ジョージアのワイン造りから着想を得て、アンフォラを導入したのだ。 以降、オレンジワインの波及と共に、アンフォラを使用するワイナリーも劇的に増えた。 今では、クラシック、ナチュラルを問わず、セラー訪問をしてアンフォラを見かけても、全く驚かなくなったほどだ。 これだけ広く普及すると、アンフォラという容器の効果もまた、より客観視できるようになる。
- Wine Memo <38>
Sassotondo, Ciliegiolo San Lorenzo 2023. 以前からトスカーナ州の地葡萄の中に、どうも気になるものがあった。 イタリア語で「 小さなさくらんぼ 」の意味をもつ、 チリエジョーロ だ。 淡く明るいルビーの色調、品種名通りのチェリーのアロマ、ほのかなスパイスのニュアンス、軽快でしなやかなボディ、快活な酸、心地よく輪郭を整えるタンニン、フローラルな余韻。 チャーミング という表現は、こういう品種のためにある、と思わされることも多い、実に魅力的な葡萄だ。
- アルコール濃度という目安の意味
葡萄に含まれる糖分が、サッカロミセス・セレヴィシエという微生物によって、エタノール(アルコール)へと姿を変える。 自然のいたずらか、神の設計か。 人類が形作ってきた文明の歴史は、常に「アルコール発酵」と共にあった。 そんな 「アルコール」という存在は、ワインを分析的に見る際には、「重さ」の指標となり続けてきた 。 過去形 、だ。 しかし、その背景を正しく理解しておくことは、現在の変化を知る上で、極めて重要だ。
- SommeTimes’ Académie <129>(イタリア・プーリア州: Part.1)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・プーリア州 について学んでいきます。 南イタリアのプーリア州は、その総生産量が安定してイタリアのTop3に入るほど、大きな産地です。認定されているD.O.C.G.は4つですが、プーリア州の実態を理解するには、より整理して捉えていく必要があります。 プーリア州編第1回では、プーリア州の北部に位置(ユネスコ世界遺産であるCastel del Monteの周辺)する3つのD.O.C.G.について学んで行きます。
- 出会い <99> 復活中の古代品種
Fattoria Bellosguardo, Valdarno di Sopra Foglia Tonda “Pipillo” 2024. 凝り性であると同時に飽き性でもある私にとって、同じ品種のワインをひたすらテイスティングし続けることは、楽しさと退屈さが表裏一体となってしまう。 毎年恒例のトスカーナ州訪問の7日目。 すでに数えきれないほどのサンジョヴェーゼをテイスティングし続け、流石に集中力(と楽しさ)が限界に達してきたタイミングで、このワインと出会った。 目が覚めた、とはまさにこういうことを言うのだろう。 イタリア全土で僅か 50haしか栽培されていない という 絶滅危惧種フォリア・トンダ に、強烈な衝撃を受けたのだ。
- 鹿肉とのベストペアリング
昨今は、赤身肉のブームもあってか、レストランで鹿肉を使った料理を目にすることも格段に増えてきた。 私個人的にも、非常に好きな肉類の一つで、ワインとの相性という意味では、牛肉や豚肉以上に楽しい側面があるのも最高だ。 鹿肉もまた、多くのジビエ類と同様に、特有の風味(臭みと呼ぶ人もいるが)を有している。 完璧な血抜きによって、その風味を極限まで抑えること自体は可能だが、私のように「鹿肉らしさ」を愛してやまない人もいる。
- SommeTimes’ Académie <128>(イタリア・サルデーニャ州: Part.2)
一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのが SommeTimes’ Académie シリーズ。 初心者から中級者までを対象 としています。 今回は イタリア・サルデーニャ州 について学んでいきます。 サルデーニャ州には1つのD.O.C.G.しか認定されていませんが、州(島)全体で魅力的かつ個性的なワインが多々造られています。 サルデーニャ州編第2回では、サルデーニャ州が誇る偉大な赤ワインである、 Cannonau di Sardegna に関して学んでいきます。
- 再会 <99> スーパータスカンの今
Querciabella, Camartina 2021. スーパータスカン は、ある意味 「旬を過ぎた」 ワインとも言える。 1968年にボルゲリの地で サッシカイア が誕生し、伝説的な1985年ヴィンテージによって、スーパータスカンという存在を一躍メインロードへと乗せたのだが、 最初期のスーパータスカンは、実はボルゲリよりもキアンティ・クラシコの地で多く誕生していた 。











