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Wine Memo <26>

Florian Herzog, Neuburger 2022.


約10年ぶりにウィーンを訪れている。


美しい建築物の数々、スペース感たっぷりでゴミ一つ落ちていない街並み、至るところから聞こえてくるヴァイオリンのしらべ、隣国のドイツよりも遥かに美味しい料理、ゆったりとしたペースの人々、問題なく通じる英語、そして尽きることのないワインとビール。


世界各地に好きな街があるが、ウィーンは私にとって不動の、「移住したい街ランキング」第一位だ。


成田とウィーンを結ぶ便は、ロシア上空を回避するため、14時間の長旅に。

乗り継ぎが無い分、だいぶマシな方だが、やはり現地のホテルに到着した頃には疲労困憊になっていた。


とりあえずシャワーを浴びて、一息つこうとでも思っていた矢先、先にウィーン入りしていた友人から呼び出しが入る。

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