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捨てる神あれば拾う神あり

物価高が世界を襲っている。


生産、物流、消費という流れは一方通行の大流であり、何かしらの理由で一度堰き止められてしまうと、なかなか元通りにはならない。


長引く新型コロナ禍による生産体制の滞り、ロシアのウクライナ侵攻による世界的なエネルギー不足とエネルギー価の爆発的な高騰、輸入産業を直撃する極端な円安。先行きの見えない不安が高まる中、消費も冷え込みがちだ。


こうなると、物価が維持されるために重要なスケールメリットも機能不全に陥る。


まるで、血栓ができた動脈のように。


そして、海外での生産、超長距離の輸送、輸入産業という、自力ではどうしようもできない要素が揃いに揃ったワイン市場は、物価高の影響を甚大に受けている

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