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Old Vine Semillon
白ワインの代表的なブドウ品種として、セミヨンが語られることは滅多にないかもしれない。セミヨンを含むワインで話題にあがるとすれば、ボルドーブラン(ソーヴィニヨン・ブランとブレンド)、貴腐ワイン(ソーテルヌ、バルサック)、ワイン通ならオーストラリアのハンターヴァレーだろうか。 ...

高橋 佳子
2022年4月7日


南アのライジングスター候補
こんにちは。バルニバービの岩崎です。 今回は、南アフリカにおけるサンソーというブドウ品種について。 サンソーは、南仏・ラングドック地方原産の品種で、1850年代に南アフリカへ伝わったとされます。 暑く乾燥したところで良く育つブドウと言われており、逆に湿気に弱いブドウです。...

SommeTimes特別寄稿
2022年3月10日


再会 <8> 最高のご褒美ワイン
The Sadie Family, Skerpioen 2012. 友人が引っ越したというので、新居の整理整頓を手伝いにった。 大きなワインセラー二台分のワインをコレクションしている友人なので、お手伝いのお礼はワインで、とちゃっかり事前リクエストをしておいた。 引っ越して三日目、やっとワインセラーの電源を入れられるようになったタイミングだったこともあり、リビングにはコレクションが詰め込まれた段ボールが山積みになっていた。 コンディションの劣化を避けるためにも、早急にワインをセラーへ移動させる必要があった。 趣味が悪いと言われるかも知れないが、他人のワインコレクションを眺めるのは、とても楽しい。飲むのを我慢して、わざわざセラーで眠らせていたワインだ、当然 一つ一つに思い出が詰まっている 。 年号の古いもの、最近のヴィンテージ、クラシックなワイン、今っぽいワイン、なぜそんなワインを?というようなものも。 いろんなタイミングで、その人がその時に好きだったワインが、コレクションという形で、日記のように残っている 。 逆にいえば、私のような人間に、ワインセ

梁 世柱
2022年3月6日


再会 <2> 南アの絶対王者
Mullineux, Syrah 2016. ¥4,700 南アフリカは今、猛烈な勢いで新しいワインが続々と登場しています。当然、 新陳代謝 もおこるので、新しい生産者に注目が集まる一方で、馴染みの銘柄が少し軽視されがちにもなります。新しいもの好きの筆者もその例に漏れず、ニュースターばかりを試している間に、かつて大好きだったワインと、少し距離が空いてしまうことがしばしばあります。 マリヌー との2年ぶりの再会は、そんな流行りを追いかけてばかりいる日々を、猛烈に反省する出来事となりました。 栽培を担当する クリス・マリヌー 、そして醸造を担当する アンドレア・マリヌー は、南アフリカが世界に誇る最強の夫婦です。

梁 世柱
2021年10月31日


南アの多様性と進化
1498年にヴァスコ・ダ・ガマが開拓したヨーロッパからインドへ至る新たな通商海路の要所が、南アフリカの西ケープ州に位置する喜望峰だった。やがて、大航海時代が始まり、オランダ東インド会社の南アフリカ現地法人代表であったヤン・ファン・リーベックがケープタウンに葡萄を植えたのが1655年。ヨーロッパからも、他の主要なニューワールドワイン産出国からも遠く離れた南アフリカは、ヨーロッパのワイン文化とニューワールドのワイン文化が絶妙に入り混じりながらも独自の発展と遂げた、興味深いワイン産地だ。 聡明な南アフリカワイン協会( WOSA )も、南アフリカ特有の多様性のアピールに余念が無い。そして、この国に宿った数多の個性は、確かに独自の声を発している。 今回は、「 南アフリカワイン ベンチマーク テイスティング 」と題された、ブラインドテイスティングプログラムの内容を、筆者のブラインドテイスティングによる感想と共にレポートする。 Flight 1 「Syrah vs Shiraz」 と題されたこのフライトには、南アフリカ特有のワイン文化が色濃く反映されている。S

梁 世柱
2021年10月29日


古樹という魔法の言葉
私も随分と長い間、勘違いしていた。私が本格的なソムリエ修行を始めた2000年代は、まだまだロバート・パーカーJr(*1)が全盛期の頃で、今ではすっかり飲まなくなった濃厚でパワフルなスタイルのワインを、あれこれとテイスティングする日々を送っていた。...

梁 世柱
2021年5月14日


南アのピノ・ノワールは本当に注目に値するのか?
南アフリカ共和国。アフリカ大陸の最南端に位置し、アフリカ大陸各国の中でも、最もヨーロッパの影響が色濃い国の一つである。大航海時代の初期である15世紀末頃にはポルトガル人が喜望峰に到達。1655年に最初の葡萄園が開かれた南アは、ニューワールド産地の古参組でもある。日本において...

梁 世柱
2021年4月22日


ブルゴーニュラヴァーにとって、今、南アフリカが面白いワケ
この一年は、海外のワイン産地に行くことも、海外から生産者が来日することもなく、テイスティングの機会が圧倒的に少なくなってしまっていた。そんな中、年の瀬迫った12月上旬、筆者自身の念願のラインアップでのテイスティングが叶ったので、今回のコラムでレポートしようと思う。

高橋 佳子
2021年1月22日


葡萄を知る <5> ピノ・ノワール:New World後編
New World後編では、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、そして日本のピノ・ノワールに関して学んでいきます。

梁 世柱
2021年1月10日
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