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出会い <2> ピエモンテのライジングスター
Nicholas Altare, Langhe Nebbiolo 2019. ¥4,900 イタリアの ピエモンテ州 といえば、なんといっても ネッビーロ という黒葡萄から造られる、 バローロとバルバレスコ が有名です。イタリアに数多くある最高の赤ワインの中でも、頭ひとつ抜けた存在といえるワインですが、2つほど難点があります。 1. 安くはない 2. 飲み頃の判断が難しい 偉大な産地のネッビオーロを、古典的なタッチで造るとどうしても超長期熟成型になりますし、多少最近風のタッチが加わったとしても、まだまだ若い間は固さが残りがちです。ワインショップでパッと買ってきて気軽に飲むには、残念ながら、なかなか難しいワインなのです。 ならば、ちょっと広い範囲で見れば近所のエリア(ランゲ地区)にある畑で栽培されたネッビオーロから造られた「 ランゲ・ネッビオーロ 」というワインはどうでしょうか?

梁 世柱
2021年11月14日


真・日本酒評論 <1>:濃醇旨口の傑作
<菊姫:鶴乃里 山廃純米酒 2017 H29BY> 石川山廃 。日本全国に、巧みな山廃造りで名を馳せる酒蔵があるが、石川県ほど、 山廃造りを得意とする最高峰の蔵が集まる 場所(次点は秋田県か)は無い。 そんな山廃王国石川にあって、一際その名を轟かせる名蔵中の名蔵が、「 菊姫 」で知られる菊姫合資会社( 以降、菊姫と表記 )である。

梁 世柱
2021年11月7日


再会 <2> 南アの絶対王者
Mullineux, Syrah 2016. ¥4,700 南アフリカは今、猛烈な勢いで新しいワインが続々と登場しています。当然、 新陳代謝 もおこるので、新しい生産者に注目が集まる一方で、馴染みの銘柄が少し軽視されがちにもなります。新しいもの好きの筆者もその例に漏れず、ニュースターばかりを試している間に、かつて大好きだったワインと、少し距離が空いてしまうことがしばしばあります。 マリヌー との2年ぶりの再会は、そんな流行りを追いかけてばかりいる日々を、猛烈に反省する出来事となりました。 栽培を担当する クリス・マリヌー 、そして醸造を担当する アンドレア・マリヌー は、南アフリカが世界に誇る最強の夫婦です。

梁 世柱
2021年10月31日


出会い <1> :無骨なブルネッロはステーキと
Ridolfi, Brunello di Montalcino Riserva “Mercatale” 2015 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 、通称ブルネッロ。イタリアンワインにありがちな、舌を噛みそうになる長い名前ですが、日本では全てのイタリアンワインの中でも五本の指(*)に入るくらいの知名度があると思います。しかし、レストランでも家庭の食卓でも、ブルネッロを見かける機会はかなり限られているのでは無いでしょうか?イタリアが誇る偉大なワインとして、その長い名前を丁寧に覚えてもらえているにも関わらず、あまり見かけないのは何故でしょうか? * 他は、ピエモンテ州の赤ワインである バローロとバルバレスコ 、トスカーナ州の赤ワインである キアンティ 、ヴェネト州のスパークリングワインである プロセッコ 。 キアンティに比べると小さい産地ですが、ものすごく小さいというわけでもありません。生産量もそこそこあります。ですので、どうやら 量が問題では無さそう です。

梁 世柱
2021年10月22日


再会 <1> シャンパーニュ最上?のクリュ
Philipponnat, Clos des Goisses 2011

梁 世柱
2021年10月20日
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