2022年9月12日15 分

ペロポネソスのダイナミズム <西ギリシャ特集>

ギリシャワインというと、近年、日本でもその存在感がじわりと出てきているのではないだろうか。今から10年ほど前、サントリーニ島アシリティコAssyrtikoが国際的に評価されたと同時に、その強烈な個性を印象付けた。

エーゲ海の島、海と空のブルーのコントラストに、くっきりと浮かび上がる真っ白い建物、強風からブドウを守るためにバスケット状に仕立てられたユニークなブドウ畑の風景、火山由来の極端に痩せた土地のテロワールが産み出す強靭な酸味と塩味を帯びた凝縮した果実味。

これらの要素は、視覚的効果を伴いながら、見知らぬ土地の固有品種から造られるワインにとって、少なくとも専門家の注目を集めるのに余りあるインパクトと付加価値を与えた。

それに続いたのが、対照的な山のワインナウサクシノマヴロXinomavroだろうか。北イタリアのネッビオーロに特徴が似ているという点が、アピールポイントとなった。(ナウサのレポートは10月にアップデート予定)

世界的ワイン教育プログラムWSET®のLevel 3の教本では、これらにネメアアギオルギティコAgiorgitikoを加えた3つが、ギリシャのページに記載されている。耳慣れない固有名詞が並び、頭を抱える受験生の姿が目に浮かびそうだが、実際、ギリシャには300種にも及ぶ固有品種からワインが生産されており、まだ解明されていないものも多いという。

7月に来日したギリシャ人初のマスターオブワイン、コンスタンティノス・ラザラキスMWは、西ギリシャワインのマスタークラスの中でこう語った。

「イタリアはギリシャの60倍のワインを生産していて、固有品種は900種類と発表しているが、これ以上増える可能性は少ない。一方、ギリシャの固有品種は、今、解っているだけで300種類あり、まだまだ増える可能性を秘めている。言わば、”ヴィティス・ヴィニフェラのジュラシックパーク”だ!」と。

そんなギリシャワインに関して、教科書に記載されている3つの重要産地の次に、ワイン通なら知っておくべき産地として、西ギリシャを紹介しよう。

アハイアとイリア

ヨーロッパにこの夏最初の熱波が押し寄せた2022年6月中旬、西ギリシャのワイン産地を訪問するプレスツアーに参加した。成田からドーハ経由でアテネ空港へ、そこからバスに乗り込み、西へおよそ3時間という長旅も、2年半ぶりの海外ワイン産地視察に心躍り、夏のヨーロッパの青空に地中海から吹く風が、新型コロナ禍の憂を一瞬で吹き飛ばしてくれた。

バルカン半島の最南部、ギリシャの首都アテネから西へ向かい、コリントス運河を渡ればペロポネソス半島だ。

その北西部に位置するパトラは、アテネ、テッサロニキに次ぐギリシャ第3の都市で、「西への玄関」と呼ばれる港湾都市というだけあって、高級ホテルばりの巨大なクルーズ客船Queen of the Oceansが出迎えてくれた。

パトラを県都とするアハイアAchaia県が、西ギリシャワインの中心産地となる。

そして、もう一つの産地がイリアIlia県。

アハイアの西隣で、ここは古代オリンピック発祥の地オリンピアが位置し、その遺跡からは「レノス」というブドウのプレス小屋が発見されている。

ギリシャ神話には、イリアにあるフォロイ高原で「ヘラクレスとケンタウルスがアンフォラを奪い合った」との記載があり、この地におけるブドウ栽培やワイン造りの豊かな歴史を物語っている。


 

 

PDOとPGI

ギリシャワインはEU諸国のワイン法に従っており、全体の約80%は、PDO(原産地保護呼称)と、PGI(地理的表示保護)に分類される。フランスワインに置き換えると前者がAOC、後者はIGP(Vin de Pays、VdP)と同義となる。前述のサントリーニ、ナウサ、ネメアはいずれもPDOで、それぞれ使用可能品種や醸造方法などが定められている。一方、PGIは特定の原産地名をラベルに記載できるテーブルワインのカテゴリーで、PDOエリアで生産されたものでも、PDO規定外のワインはPGIを名乗る場合もある

西ギリシャには、アハイアに4つのPDOと2つのPGI、イリアにPDOはなくPGIが2つある。

<アハイアのPDOsとPGIs>

· PDO Patra パトラ(ロディティス100%)

· PDO Muscat of Patra マスカット・オブ・パトラ(甘口白)

· PDO Muscat of Rio Patra マスカット・オブ・リオ・パトラ(甘口白)

· PDO Mavrodaphni of Patra マヴロダフニ・オブ・パトラ(甘口赤・酒精強化)

· PGI Achaia アハイア

· PGI Slopes of Aigialia スロープ・オブ・エギアリア

<イリアのPGIs>

· PGI Ilia イリア

· PGI Letrini レトリニ(赤)

ここで注意すべきは、PGIがPDOよりも必ずしも品質が劣るわけではなく、PDOはあくまで伝統的に生産されているワインのスタイルも含めて保護されている、という点だ。

例えば、PDOパトラは、ロディティス100%の白ワインのみに適用されるため、それ以外の品種のワインはPGIアハイアを名乗ることになる。また、PDOマヴロダフニ・オブ・パトラは、甘口酒精強化ワインのみに認められているため、同PDO内で生産される辛口のマヴロダフニ(別名:マヴロダフネ)は、やはりPGIを名乗ることになり、さらにその場合でも、甘口との差別化のため「マヴロダフニ」と品種名をラベルに記載することが認められていない。

PGIアハイアとPGIイリアは、地域全体をカヴァーするのに対して、PGIスロープ・オブ・エギアリアとPGIレトリニは、より限定的なエリアとなる。必然的に、前者は一般呼称の意味合いが強く量産型のワインも含まれるが、後者はよりテロワールにフォーカスした個性の際立ったワインや、希少なワインが含まれることになる。PGIレトリニは赤ワインのみが認められており、主にレフォスコとマヴロダフニのブレンドで生産される。


 

 

アハイアのテロワール

ここは、海と山と風のワイン産地だ。

ペロポネソス半島の北部とギリシャ本土側の間には、2つの湾(パトラ湾とコリンティアコス湾)がイオニア海から湾入しており、二つの陸地が接近している。ペロポネソス側のリオと本土側のアンディリオを結ぶ橋が、アテネオリンピックが開催された2004年に開通したのだが、その長さは2,880m。瀬戸内海で淡路島と神戸をつなぐ明石海峡大橋が全長3,911mというと、その距離感がつかめるだろうか。

この湾の中を、西から東へとベルヌーイ効果*空気や水などの流体が勢いよく流れた際に、流体周辺の圧力が低くなることで周囲の物質を引き付ける現象で常に風が吹き込んでいる。

さらに、半島の内陸部はほとんどが山で、海岸線は深く切れ込み、山々が迫り立っている。

アテネからパトラまでは、この海岸線沿いの高速道路を西へと向かう。バスの車窓からは、右手にコリンティアコス湾と対岸の山々まで見渡せ、左手にはスロープ・オブ・エギアリアを内陸側に形成する入り組んだ山容が続く。平地はほとんどなく、オリーブの木々の合間に、時折ブドウ畑や柑橘類の木々が栽培されていて、地中海地方らしい光景が見られた。

PDOパトラは、海岸線に近いエリアから内陸の標高が高いエリアまでカヴァーするため、畑の標高がワインの特徴を決定付ける要因となる。一方、PGIスロープ・オブ・エギアリアは、標高1000m前後に及ぶ山岳地帯のテロワールを表現したワインとなる。

PGIスロープ・オブ・エギアリアを代表するワイナリー、テトラミソスへ向かう道中、海を背にするとバスは曲がりくねった峠道をぐんぐんと標高を上げながら進んで行った。バスが向きを変えると目下に海が見渡せ、山肌には小さなブドウ畑が所々に点在していて、ここがブドウ栽培地として、なかなか過酷な場所であるということが容易に想像できた。

PGIスロープ・オブ・エギアリアの平均高度は862m、ブドウ畑の平均傾斜度は33.5%。

山岳地帯で厳しい条件下におけるブドウ栽培地を保護する国際団体CERVIMの「Heroic Viticulture(勇敢なブドウ栽培)」に全ての畑が認定されている。これは、スペインのプリオラートやドイツのモーゼル、オーストリアのシュタイヤーマルクなども加盟するイタリアのヴァッレ・ダオスタがOIVの後援の元で設立した組織だ。

斜面にあるブドウ畑は、その方角によって、気温や日当たりなどの条件が異なるため、栽培品種やワインの特徴に多様性が生まれる。そして、連なる山々の頂上付近の台地、標高800〜1000m付近にもブドウ畑が築かれている。

アハイアのテロワールのユニークな点は、この海岸線から山岳地帯までの距離が非常に近く、海から内陸へ20kmほど、車で30分も走れば標高1000m地点に達するということだ。

山の斜面や台地に築かれたブドウ畑の目下に海を見渡せることから、ラザラキスMWは、山のブドウ畑を「シーサイドバルコニー」と表現した。

日中は海風によって、そして夜間は山から吹き下ろす風によってブドウ畑は冷却され、フレッシュさをキープしたブドウが育つ。一つの小さな産地の中で、これほどのダイナミズムが存在するところは、世界的にも稀だろう。


 

 

 

修道院が伝えるワイン造りの​​歴史

ギリシャで最も歴史ある修道院のひとつ、メガ・スピレオ修道院は、この地で1550年から修道士たちが地元の人々と協力してブドウ栽培とワイン造りを行っていた歴史を現代に伝えている。畑にはワイナリーが併設され、そこで造ったワインをラバで崖の上の修道院のセラーへ運んで、500Lの樽に移し替えていた、という記録が残されている。

1980年代後半には、修道士不足により修道院が衰退し、一旦ブドウ栽培も途絶えてしまったが、地元のワイナリーCAVINO社が修道院と長期リース契約を交わしたことで、放棄されていたブドウ畑が修復され、再びワイン造りが行われている。

標高780〜880m地点の小さな台地(写真中央やや右下)、粘土と砂礫を含む砂質土壌に、生育サイクルが遅い品種が選ばれ、1999年に新たに植樹された。マヴロダフニ、マヴロ・カラヴリティーノ、ラゴルティ、アシリティコなど地元の品種の他、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーといった国際品種も植えられている。ヴォライコス渓谷を伝って吹き上げる海風と、標高により夏でも夜間は涼しく、冬には雪が積もることもある。ここでは、無灌漑でオーガニック栽培が実践されている。

イリアのテロワール

イリアのブドウ栽培エリアは、隣接するアハイアより平地が多く、西はイオニア海に面している為、より海の影響が強くなる。海抜ゼロ地点から内陸の山がちなエリアでも標高は400mほどで、シーズンを通して湿度があり、夏場でも雨が降るため、キャノピーマネージメントが要となる。

県都のピルゴス市周辺の歴史的ブドウ栽培エリアは、PGIレトリニに指定されている。主要品種は19世紀後半に北イタリアからもたらされたレフォスコだが、伝統的にこの品種を生産してきた栽培者たちは、長い年月をかけて土地に順応した地元の品種(独自のクローン)と認識している。

1864年からこの地でブドウとオリーブを栽培しているドメーヌ・メルコウリを訪問すると、1870年代に植樹されたレフォスコの区画を案内してくれた。フィロキセラが生息しない砂質土壌のため、自根で現存している。

マヴロダフニとブレンドして造られる赤ワインは、色が濃く、プラムのような果実味にハーブのニュアンス、新鮮な高めの酸味としっかりとしたタンニンのあるフルボディになる。

主要なブドウ品種

ロディティス Roditis

西ギリシャで最も重要となるブドウ品種は、ロディティスである。この品種は、ギリシャでサヴァティアノに次いで2番目に多い栽培面積を誇るが、PDOパトラは、ロディティス単一品種のワインが認められた唯一の原産地呼称で、生産される白ワインの大半は辛口である。

成熟すると果皮がピンク色になる所謂グリ系品種で、一部スキンコンタクト製法も使われている。複数のバイオタイプの存在が認識されており、一般的な量産型のタイプが「グリーン・ロディティス」、山岳地帯に多く見られる小粒で低収量のタイプは「ロディティス・アレプー(キツネ)」と呼ばれ、最上質のワインは後者から生産されている。

ロディティスから生産される白ワインを3つのスタイルに分類すると、以下の通り。

  1. クラシックなスタイル;海岸に近い低い土地で生産され、フレッシュ&フルーティで樽を使用しないシンプルな辛口。

  2. 上質白ワイン;山岳地帯の低収量のブドウから造られ、凝縮した風味と骨格のあるワイン。

  3. スキンコンタクト;上質白ワインにタンニンが加わり、よりフルボディで複雑な風味、マセラシオンの程度によってはオレンジワインとなる。

PDOパトラの場合は100%ロディティスとなるが、PGIアハイアやPGIイリアでは、他の品種とのブレンドワインも生産される。

また、PDOパトラの中で標高が高いエリアは一部、PGIスロープ・オブ・エギアリアと重複しているため、生産者はどちらかを選択することが可能となる。PDOのステータスを優先するか、山岳地帯のテロワールをよりアピールするのか、販売戦略によっても左右される判断であろう。

上記3つのスタイルに共通して見られたロディティス100%の辛口白ワインの特徴として、柑橘類の風味、高い酸味と塩味を伴い、アルコールが12〜13%前後で、風味の凝縮感が強いタイプでも、重くなることはない。

大まかには温暖な地中海性気候に分類される西ギリシャでも、暑さを感じさせないその味わいは、スロープ・オブ・エギアリアのユニークなテロワールと、それに完璧に適応したロディティスの特性とのコンビネーションによるものである。

マスカット Muscat Blanc a Petit Grains

アハイア地域でロディティスに次いで多く栽培されている品種はマスカット(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・ブラン)で、PDOマスカット・オブ・パトラと、PDOマスカット・オブ・リオ・パトラの原料として重要な品種だ。いずれも、酒精強化、あるいは乾燥させたブドウで生産される甘口ワインで、前者がパトラの南西部からイリアにかけての比較的広域をカヴァーするのに対して、後者はパトラの北東にあるリオ市近郊で海に近い限定的なエリアで生産されるため、よりエレガントで生産量も少ない。

酒精強化の場合は、未発酵の果汁にアルコールを添加するVin de Liqueurと、アルコール発酵の初期段階で添加するVin Doux Naturelのどちらのタイプもあり、酒精強化しない場合は、収穫したブドウを1、2週間天日干しして成分を凝縮された果汁から造られる。

また、PGIアハイアとして辛口ワインも生産されており、海の産地らしい塩味や高めの酸味を伴った、すっきりとしたアペリティフタイプのワインとなる。

マヴロダフニ Mavrodaphni

ギリシャ語で「マヴロ」は、「黒」を意味する。「ダフニ」は、月桂樹(ローリエ)という意味があり、マヴロダフニの赤ワインには、ほんのりとローリエのようなハーブのニュアンスが伴うと言われている。また、1861年設立のギリシャで最も古い伝統あるワイナリー、アハイア・クラウスには、若くして亡くなってしまった黒い瞳の「ダフニ」という美しい少女の名前が由来、という別の説も伝わっている。

PDOマヴロダフニ・オブ・パトラは、この品種を51%以上使用して生産されるポートスタイルの甘口酒精強化ワインで、ブレンドにはブラック・オブ・コリント(レーズン)が使われる。熟成させない早飲みタイプもあるが、大きな樽で酸化的に長年の熟成を経たタイプが真骨頂だ。アハイア・クラウスのインペリアル・セラーには、最も古いもので1873年産から、全部で144樽の歴代の甘口マヴロダフニが貯蔵されている。

辛口や低アルコールがトレンドの昨今、普段なかなか出会う機会が少ないこのスタイルのワインだが、何十年と静かに時を重ねているこうした熟成甘口酒精強化ワインは、世界の歴史あるワイン産地で造られており、ここ、アハイアでもその存在を確認できた。

PGIで生産される辛口タイプのマヴロダフニは、樽を使用しないフレッシュなものから、樽熟成させた複雑味のあるタイプまでさまざまあり、ブレンドでも使われる。ブレンドには、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの国際品種や、マヴロカラヴリタ、レフォスコ、アギオルギティコなどが使用され、フルーティなロゼワインも生産される。

食卓になくてはならない存在

ラザラキスMWはマスタークラスの中で、西ギリシャワインに注目すべき理由として「他の有名産地にはない、オンリーワンの個性と希少性」を語った。それは、地元の固有品種とユニークなテロワールのコンビネーションで産まれるものであり、多様なワインが生産される中で、アルコール度数が14%以上のワインが殆ど見当たらないという、今のマーケットのトレンドにもフィットする特徴が挙げられた。アルコール度数が15〜22%となる酒精強化ワインであっても、僅かな例外を除いて、15〜16%と低いレヴェルにとどまっている。

その背景には、ほとんどのワインが地元で消費されており、ワインは食卓になくてなならない存在であるということが見えてくる。

海辺のレストランで夕陽を眺めながら新鮮なシーフードと合わせて飲むワインに、フルボディの樽が効いたワインは似合わない。食後にようやく空が暗くなってきて、仲間と語り合う贅沢な時間には、少し冷やしめで甘口の熟成したマヴロダフニを。ついもう一杯飲みたくなる控えめのアルコールが嬉しい。

伝統的なグリークサラダは毎食欠かさず食卓に並び、大きなフェタチーズの塊が瑞々しい野菜の上に鎮座する。山の産地では、地元で獲れる山羊肉やイノシシの料理も食べられる。フレンチのような一人一皿つのコース仕立てではなく、大皿に盛られた料理をシェアするファミリースタイルが一般的で、その点でも、合わせるワインはピンポイントのペアリングというよりも、汎用性が求められる

西ギリシャを訪問して印象的だったことは、決して経済的に豊かな町ではないかもしれないが、自然体で本質的な豊かさがワインや食事を通して随所に感じられたことだった。コンクールや有名な評論家に賞賛されるスターワインではなく、日常の食卓に寄り添ったオンリーワンのワイン、それが西ギリシャワインのアイデンティティなのだ。

日本に輸出されている西ギリシャワインはまだごく僅かだが、このレポートを読んで少しでも興味がわいたなら、試しに「ロディティス」と”G”検索してみよう。読者の皆さまのワインライフに、西ギリシャのワインが地中海の日常をもたらしてくれることを願って。

text & photo by

Yoshiko Takahashi DipWSET

Project Co-Funded by the EU and Greece

欧州連合とギリシャの共同融資によるプロジェクト

<ライタープロフィール>

高橋 佳子 / Yoshiko Takahashi DipWSET

Y’n plus

兵庫県生まれ。

2000年、大阪北新地のワインバーでソムリエ見習いとしてワインの世界に足を踏み入れる。

2002〜2003年渡豪、ヴィクトリアとタスマニアのワイナリーで研修。帰国後、インポーター勤務時に上京。ワイン専門卸会社勤務を経て、2013年よりフリーランス。

ワインスクール講師、ワイン専門通訳&翻訳、ワインライター、ワインコンサルタントなど、ワイン業界でフレキシブルに活動する。

2016年、WSET® Level 4 Diploma取得*

2017年、PIWOSA Women in Wine Initiative 南アフリカワインのインターンシッププログラム参加

2018・2019年、Royal Hobart Wine Show International Judge

2019年より、WOSA Japan 南アフリカワイン協会 プロジェクトマネージャー


 

*WSET®は、イギリスロンドンを拠点に世界70カ国以上で提供されている世界最大のワイン教育プログラム。Level 4 Diplomaはその最高位資格。